2011年4月25日月曜日

現在のソフトウェアへの要望

ここ20年でソフトウェアは様々な分野で進展した。
かなり見栄えも良いし、速度も速く、機能的にも豊富になった。
では、これでソフトウェアは最良の状態なのかというと、決してそうではない。
やはり、不満はつきまとう。

新しい機能が実現されれば、その機能に対する不満が生じる。
今まで考えもしなかった不満が。

不満は合わせ鏡のなかのように、無限に生じ続ける。
AがうまれればBという不満が。
BをCにより改善すれば、Cに対するDという不満が・・。

進歩の過程がビジネスの隆盛を産むのであれば、
これはよろこばしいことである。
終わりなき隆盛を産むのだから。

論理的にこの先を論じてもそこには将来への期待感しか
産まれないので、現時点での要望に目を向ける。

いろいろなソフトがあるが、ソフトウェアを使っていて、
不満に感じるのは「大量の処理」である。

ExcelやWordで作業をしていると、
大量の反復処理をする作業に行き当たることがある。

そのときどうするか?
けっしてボタンを操作しただけでは終わらないこともある。
そのときスクリプトを書いて対応する。

大量処理は未だに標準機能として実装されてないのである。
あくまでも例外処理なのである。
このような要望に応えるのは、システム会社による
カスタマイズである。
ただしカスタマイズ費用はかなり高くなってしまう。

仮にシステム会社にカスタマイズを委託せず、
自分でプログラムするにしてもかなり時間がかかる。

パソコンを使う目的の一つに
「早く仕事を終わらせる」ということがある。

この大量処理こそ、この目的の障害となるものである。
それが未だに多くのソフトに置いて標準的な機能として
実装されていない。

ここに新しい需要があるのではないかと
常々プログラムを書きながら思う。

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